意地悪な目をしたあなたは

私のほほが膨らむのを見て無邪気に笑う
私の膨れっ面が可愛いからとか

そんなので落ち着く私は拗ねる子ども
潮風が二人をさらって一つになったら

この海は何を想うだろう

隣で眠る君の温もり柔らかさ

伝わるものはたくさんあるのに
まだそんなに愛をくれるのね
いつも聞いてるのと少し違って
私の名前を何度も呼んで

「好きだよ」って寝ぼけて呟く

あなたと奏でる二人の足音も
この道も信号もいつものホームも
歩く歩幅さえも全てが愛を奏で
二人の空間にまた音色(おと)が生まれた
息を吸うことで時間(とき)が
止まってしまうことがあるのなら

どうかこのままで

隣に座る君の笑顔が見たくなって

出来ればもっと上手にしたいのに
可愛い言葉も出てこない
それに気付いて優しく笑って

何度も何度も強く抱きしめ
「好きだよ」って耳元で呟く

隣で眠る君の温もり柔らかさ

伝わるものはたくさんあるのに
まだそんなに愛をくれるのね
いつも聞いてるのと少し違って

私の名前を何度も呼んで
「好きだよ」って寝ぼけて呟く