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ジングルベル

作詞 まどか 作曲 まどか


自転車で目にした この温かい商店街
あなたの家の横の あの大きいスーパーも
あなたを彩るもの全てに存在を感じ
近くにいる気がして頬をつたい目を瞑る

私のわがままな所も 私の泣き虫な所も
私を彩るもの全部 あなたが作ったの

ジングルベルの音がする

この街にあなたはいない
ジングルベルの音がする
この音を聴くのはひとり

目覚めたらそこにいて当たり前の「おはよう」も
少し照れるあなたに「いってらっしゃい」のキスも
小さな机を囲んで二人で「いただきます」も
何気ない日常が当たり前に見えていた

私がおばあちゃんになっても
あなたはずっとそのままなの
でもあなたはきっと言うでしょ
「シワが増えても、腰が曲がっても
僕にとって、一番は君だ」

ジングルベルの音がする
この街にあなたはいない
ジングルベルの音がする
この音を聴くのはひとり

あなたの好きだった花を飾ってみたけれど
緑の線香の匂いもまだ慣れなくて

ジングルベルと歌い出す
あなたの声はもう届かない
ジングルベルと歌い出す
小さな声でひとり

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