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白い朝

作詞 きょーこ 作曲 まどか


始めから決まってたのかな

そう思えるほどあっけない結末で
僕が溢したその言葉もただ空気みたいに消えていった


終わりを告げる目覚ましの音も
今は聴こえないフリをしてまどろんだ

日差しに身を委ねたまま

どうか、冷たい言葉で僕を突き放してよ
この痛みが分からなくなるくらいに
君が目を覚ましたらきっと嫌いになるからさ
ああ、そばにある君の寝顔が
白くぼやけて霞んでゆく

初めからわかってたんだよ並んだマグカップは空っぽで
最初から何もない 何もなかった

それでも僕は信じたかったんだ


重ねた時間もぬくもりも確かにここに あったんだって
目を覚ましてもまだ、僕は夢見てる

どうか、冷たい言葉で僕を傷つけてよ
この痛みが消えてしまわないように
君が目を覚ましても やっぱり嫌いになれそうもないから
それならもう、いっそこのまま
この痛みを忘れないように

君のつく甘い嘘に溺れ続けていればよかった
白く染まり始めた街が 目を覚ました君をつれていく

どうか、冷たい言葉で僕を傷つけてよ
この痛みが消えてしまわないように
独り冷たい部屋で

まだ少し温かな君の温もりに瞼を閉じた

あの笑顔を忘れないように 

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